実は仮想通貨投資には色々な方法があります。
その中の1つに、仮想通貨を貸し出して利息を得る「レンディング」というものがあります。貸仮想通貨とも呼ばれますね。
自分が保有している仮想通貨を貸し出すことで、返還時に年率分の仮想通貨が得られるので、長期的に仮想通貨を保有する方にはトレードよりもローリスクな投資方法といえるでしょう。
そのやり方は難しそうというイメージがあるかと思います。
実際に、DiFeと言われる分散型金融を使って貸し出す方法があり初心者にはハードルが高いでしょう。
一方で、仮想通貨取引所のレンディングサービスを利用することで、簡単に貸し出せます。ここではレンディングについて解説します。
レンディングとは?
レンディングは「貸仮想通貨」とも言われます。
自分が保有している仮想通貨を貸し出し、返還時に賃借料を仮想通貨で得ることができる投資方法です。
年率3〜5%と銀行の金利より高い傾向にあるので、資産形成のひとつとして組み込むことで、効率的に資産を増やすことが可能ですよ。
貸し出すだけなので、レンディングが苦手な方でも仮想通貨で資産を増やすことができ魅力があります。
仮想通貨取引所のレンディングサービスとは?
レンディングは仮想通貨取引所でそのサービスを提供しているところがあります。
方法としては、仮想通貨取引所で仮想通貨を購入し、その購入した仮想通貨を取引所へ貸し出します。
募集があれば貸し出すことができます。
貸し出された仮想通貨はレバレッジ取引をしているユーザーに貸し出されます。
貸し出した相手が取引所なので持ち逃げされる心配はありません。
また返還時に賃借料を受け取れるので、初心者には大変利用しやすいサービスですよ。
DiFeを使ったレンディングとは?
仮想通貨に詳しい方は「DiFe(分散型金融)」を使っている、レンディングプラットフォームを使った仮想通貨を貸し出しています。
DiFeのレンディングプラットフォームは、仮想通貨取引所のように管理者が存在しない自律したシステムです。
そのため初心者にはハードルが上がります。
ただ取引所のレンディングサービスより高い年率となっています。
取引所で購入した仮想通貨をメタマスクというウォレットへ送金し、レンディングプラットフォームと連携させ、貸し出しを実行するという流れです。
レンディングの注意点
注意点としては、仮想通貨取引所に貸し出している間は仮想通貨を売却したり、移動させることができません。基本的に満期まで貸し出すことになります。
また万が一、取引所が破綻した場合、貸し出し中の仮想通貨はユーザーの資産と見なされないため、返還されないリスクがあります。
DiFeを使ってのレンディングの場合、レンディングプロトコルがハッキングされ仮想通貨が盗まれるリスクがあります。
実際にDiFeプロトコルのハッキングが2021年〜2022年にかけて起こっています。
また仮想通貨の送金ミスにより資産を失いといったゴックスリスクがあります。
レンディングサービスがある仮想通貨取引所
1万円から貸し出しができるコインチェック
コインチェックの「貸仮想通貨サービス」を利用するには、貸暗号資産口座を開設しておきます。
14日間・30日間・90日間・180日・365日間の4種類から貸出期間を選択し、プランに応じて最大年率5%分の仮想通貨を獲得できます。
最低1万円(相当)から利用でき、貸出上限は公表されていません。
借入可能枠ができ次第、ユーザーの貸出申請順に承認されるので、承認されるまで貸し出しされません。
予め貸暗号資産口座に仮想通貨を移動させておき、貸し出し申請を出しておくのが良いでしょう。アプリからでも利用できます。
返還時に同じ条件で貸し出しができるGMOコイン
GMOコインの「貸仮想通貨サービス」は、通常の口座開設だけで仮想通貨を貸し出せます。ビットコインなら最低0.1BTCから貸し出しができ、貸出コースは、3ヶ月:年率3%、1ヶ月:年率1%の2つのコースがあります。
償還時に同じ条件で再度、貸出しすることができ、元本のみ再度貸し出しができます。
貸借料付与日は各コース15日に償還されます。
GMOコインのレンディングはWEBサイトから利用できます。
賃借期間と賃借料率は募集時に発表されるビットポイント
ビットポイントの貸仮想通貨サービスは、賃借期間と賃借料率、最小賃借数量は募集毎に決定されます。
スマホアプリから利用でき、募集があると貸し出しできる仮想通貨が表示されます。
また再貸出の場合は期間は30日で賃借料率は2%と設定されています。
ビットポイントでは他社では取り扱っていない仮想通貨を貸し出せるのが魅力です。
まとめ
仮想通貨を貸し出しをして賃借料を受け取ることができるレンディングは、仮想通貨を保有している人なら誰でも挑戦できます。
初心者なら仮想通貨取引所のレンディングサービスを利用することで、比較的簡単に仮想通貨を得ることができますよ。
注意点もあるので、各サイトにある注意事項を確認してからサービスを利用しましょう。
また各社のサービスは募集がないと貸し出せないので、複数の取引所の口座開設をしておくことで、貸し出せる確率が上がりますよ。