海外では2019年から発行されていたマリオットボンヴォイAMEXのクレジットカード。
ついにここ日本でも発行されるようになりました。
旅好きには欠かせないカードとして長い間人気のあった「SPGアメックス」の後継者として世に送り出された一枚は、どのような特徴、メリット・デメリットがあるのでしょうか。
今日は、そんなマリオットボンヴォイAMEXのクレジットカードの概要やお得に申し込む方法などについて解説しようと思います。
今回のリニューアルでは、「プレミアムカード」と「ノーマルカード」の2枚が設定されており、どちらがおすすめなのか、本当に旅行好きに利点の多いカードなのか、
マリオットボンヴォイAMEXのクレジットカードの全てがわかります!
ぜひ最後までお読みください。
マリオットボンヴォイAMEXの基本情報
2022年2月8日に満を持して新カードが発表されました。
今回カードがリニューアルされ、「プレミアムカード」と「ノーマルカード」の2種類になり、
・マリオット ボンヴォイ アメックス プレミアムカード
・マリオット ボンヴォイ アメックスカード
これら2つのカードが2022年2月24日から申し込み可能になりました。
マリオットアメックスは、世界最大のホテルチェーンである「マリオット・インターナショナル」が事業を展開するマリオット・ボンヴォイの提携クレジットカードで、
マリオット・ボンヴォイはリッツ・カールトンやセントレジスなどの高級ブランドだけでなくウェスティンなどのプレミアムブランドのホテルなど世界で8,000以上もの提携数を誇ります。
50人に1人がマリオット会員といわれており、その大規模な会員数がわかると思います。
マリオットボンヴォイAMEXの前身であるSPGアメックスは貯まったポイントをマリオット系列のホテルの宿泊に利用できたり、カード更新時には無料宿泊できるなど旅行好きの人にとって多くのメリットがある人気のカードでした。
それが新しい形で登場したのがこのマリオットボンヴォイAMEXのカードであり、長年この時を待ち望んでいたというファンの方も多いでしょう。
ここから、具体的にどのような特徴やメリットがあり、どのような人が申し込むべきなのか詳しくみていきましょう。
どのような人が申し込むべきか
どんなに優れたカードでも誰にでもおすすめできるものはありません。
でもマリオットボンヴォイAMEXの特徴を知っておくと、カードを持つべき人というのがわかります。
損益分岐点は150万円
カード更新特典である「無料宿泊特典」ですが、これは2年目以降毎年もらえます。
ノーマルカードは上限35,000ポイント、プレミアムカードは上限50,000ポイントで、この特典を得るには毎年150万円のカード決済が条件になります。
マリオットボンヴォイAMEXカードの大きな魅力の1つとして挙げられる無料宿泊特典を得られないのであれば、正直このカードを申し込む意味合いというのがかなり薄れます。
しかも、年間決済が150万円以下なら実質100円=1,25マイルとマイル交換を目的にしたカード用途としても微妙といえざるを得ません。
そのため、前提としてマリオットボンヴォイAMEXカードを申し込む場合は、年間で150万円以上の決済が可能なことを確認してください。
これはノーマルカードとプレミアムカードどちらにも該当することです。
400万円以上の決済があれば脳死で申し込み
今回、マリオットボンヴォイAMEXになってから大きく進化した点として挙げられるのは決済をするだけでプラチナエリートになられるということです。
これまでは宿泊を重ねる以外にプラチナエリートになる方法は日本国内ではなかったので、それを考えるとかなりのアップグレードでしょう。
プラチナエリートになることで、
・朝食無料サービス
・ラウンジへのアクセス
・スイートのアップグレード
・ボーナスポイント
・16時までのレイトチェックアウト
これらが利用可能になります。
年間で400万円以上の決済ができるのであれば、迷うことなくマリオットボンヴォイAMEXを申し込みましょう!
ノーマルカードはおすすめしない
マリオットボンヴォイAMEXのノーマルカードの年会費は安くて魅力的ですが、特典の内容を考えるとあまりおすすめはできません。
そのため、本記事ではあくまでもプレミアムカードの内容が主になります。
デメリット
マリオットボンヴォイAMEXは魅力的なカードでおすすめしたいものですが、もちろんデメリットも存在します。
年会費が49,500円(税込)とSPGアメックスより上昇
SPGアメックスの年会費は34,100円でした。
ただ、マリオットボンヴォイAMEXに関してはノーマルカードは23,100円と低く設定されていますが、プレミアムカードは49,500円と1万5000円ほど高くなっています。
金額的には確かに上がっていますが、家族カード1枚目が無料になったという点はメリットといえるでしょう。
アメックスが利用できない店舗もある
世界的なクレジットカードシェア率上位のVISAやMasterCardと比較してアメックスはやはり利用できる店舗というのが限られています。
アメリカ本土ならまだしもヨーロッパなどで利用する際は不便さを感じることもあり、どんなにハイグレードのカードであっても決済ができないのはデメリットといえるでしょう。
海外旅行傷害保険が自動付帯から利用付帯に
元々は海外旅行保険は決済せずに自動で適用される自動付帯であったのが、海外旅行保険は旅行代金を支払わないと適用されない利用付帯になりました。
やや面倒になった点が残念です。
メリット、特典
ここからはマリオットボンヴォイAMEXのメリットや特典について詳しく解説します。
無料宿泊特典
先に少し触れましたが、カード更新時にホテルの無料宿泊特典が付与されます。
ノーマルカードは35,000ポイントまで、プレミアムカードは50,000ポイントまでで、各ポイント数をホテルカテゴリーにするとノーマルカードはカテゴリー5、プレミアムカードはカテゴリー7相当のホテルに無料で宿泊できます。
かなり有意義な贅沢な時間を過ごせるでしょう。
会員ステータスのランクアップ
年間の決済額に応じて、ノーマルカードであれば300万円以上でゴールドに、プレミアムカードであれば400万円以上の決済でプラチナへのランクアップとなります。
プラチナエリートにはラウンジの利用やスイートのアップグレード、ボーナスポイントなどの特典が盛り沢山です。
空港無料手荷物発送
海外旅行からの帰国時に空港から自宅まで手荷物を1つ無料配送してくれます。
対応空港は成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港、そして羽田空港が追加されました。
長旅から帰ってきて重たい荷物を電車などで運ぶのは想像以上に辛いものなので嬉しいサービスです。
スマホ修理費用の補償
これはプレミアムカードのみの特典ですが、マリオットボンヴォイAMEXで購入したスマートフォンの画面のひび割れや水濡れなど修理を最大3万円まで補償してくれます。
スマートフォンは修理に出そうとすると結構な金額がかかるので特典としてついているのは非常に便利です。
40社以上の航空会社のマイルに交換可能
マリオットボンヴォイAMEXで貯めたポイントは、JALやANAを含む40社以上の提携航空会社のマイルに移行できます。
通常、クレジットカードで貯めたポイントをマイル移行しようとすると4,000円ほどの手数料がかかることが多いですが、マリオットボンヴォイAMEXではマイル移行の手数料はなんと無料です。
オーバーシーズ・アシストが利用可能
世界中どこにいても日本語で24時間365日、医療や法律を含む緊急支援サービスを利用できます。
旅行好きで海外によく行くという人には心強いサービスです。
高いポイント還元率
マリオットボンヴォイAMEXではホテル利用で1米ドルごとに10ポイントが付与されます。
仮に10万円相当のホテルに宿泊をした場合は、レートが1ドル=110円で11,362ポイントがもらえることになりかなりのポイント数です。
マリオットホテル系列のレストランとバーが15-20%オフ
マリオット系列のレストランやバーを15〜20%オフで使えるのも嬉しいポイントです。
おいしい高級な食事やお酒が堪能できます。
マリオットボンヴォイアメックスカードの入会キャンペーン特典
カードに入会して最初に得られる特典として「入会キャンペーンポイント」があります。
2022年4月25日までに申し込みをするとカードリニューアルを記念してお得になり、また入会して6ヶ月以内に150万円の決済をすると200,000ポイントが獲得できます。
上記は紹介プログラムを利用した場合なのでぜひ活用したいです。
ノーマルカードの場合は、入会後6ヶ月以内に75万円の決済で70,000ポイントが得られます。
キャンペーンで貰えるポイントでどんなことができるか
カード入会をすることで得られたポイントは何に使えるのでしょうか。
無料宿泊
200,000ポイントあれば高級ホテルに4泊ほど宿泊することができ、現金換算でも大体15万円程度になります。
かなりお得なのがわかると思います。
マイル
旅好きの方にはマイルへの交換という選択肢もあります。
得たポイントは40社以上の航空会社のマイルに交換が可能です。
申込みで最大限お得になる流れ
ただ単にマリオットボンヴォイAMEXカードを申し込むよりも紹介などを利用した方がお得になるというのはわかっていただけたと思います。
ここからは、最大限お得になる流れについて具体的に解説します。
マリオットボンヴォイ会員に先になる
マリオットボンヴォイAMEXカードを発行する時に「マリオットボンヴォイ会員番号」を入力する必要があります。
すでに会員番号を持っている方はこの作業は不要ですが、ない方は事前に登録を済ましておきましょう。
登録料は無料で下記サイトから行えます。
紹介経由で申込みが必須
先に、カード発行は紹介をするとお得になると述べましたが、SPGアメックス又はマリオットボンヴォイアメックス保有者から紹介してもらうとより多くのポイントをゲットできます。
ノーマルカードで最大70,000ポイント、プレミアムカードは最大200,000ポイントなので紹介を使わない手はありません。
Marriott Bonvoyのクレジットカードの紹介はこちら150万円の決済
そして、前途した通りカード発行から6ヶ月以内に150万円の決済を達成する必要があり、これを満たさないとポイントを獲得することはできません。
1ヶ月で計算をすると月25万円なので、そう簡単には達成できる金額ではありませんが買い物や通信費、光熱費などをこのカードに集めると決して難しい金額ではありません。
ちなみに、カードの年会費をこれに含めることはできないので注意が必要です。
仮に150万円使うのが難しいという場合は、Amazonギフト券を購入する方法もあります。
Amazonギフト券の有効期限は10年ですし。100円利用で2〜3円のポイントもゲットできます。
あと、車検や家電購入など大きなお金を使う予定のある時期にカードの申し込みをするのも1つの方法でしょう。
4月25日までにマリオットボンヴォイAMEXカードを申し込もう
今日は、SPGカードの後継者である「マリオットボンヴォイAMEXカード」について徹底的に解説しました。
マリオットボンヴォイAMEXカードにはノーマルカードとプレミアムカードがあり、それぞれ年会費は23,100円と49,500円、両方とも家族カードの1枚目は無料です。
その他、空港ラウンジの利用や空港からの手荷物を無料で配送してくれたり、海外旅行保険がついていたりと旅行好きの人には非常に魅力的なサービスが詰まっている1枚です。
ノーマルカードとプレミアムカードであれば、特典を最大限活かせられるプレミアムカードの方がおすすめで、年間400万円以上の決済をすることでプラチナにステータスアップが可能です。
朝食無料サービス、スイートのアップグレード、16時までのレイトチェックアウトなど十分すぎるほどの特典やサービスが付帯するので、ぜひ検討してみてください。
Marriott Bonvoyのクレジットカードの紹介はこちら